2022.10.28ペアリング
ワインと旬の食材のペアリング「オバロ・クリアンサ」
~ワインに料理があるとさらに華やかに~
日常の食卓を彩るペアリングをプロのソムリエが指南します
秋から冬への季節の移ろいにゆっくりと楽しみたいワイン
登場者案内
良川 雅子
JSA認定ワインエキスパートエクセレンス取得、スペイン語通訳案内士
プロフィール:
JSA認定ワインエキスパートエクセレンス取得、スペイン語通訳案内士
プロフィール:
ワインの輸入・マーケティングやプロモーションなどを担当
櫻井 一都 氏
大井町「ロスビノス」
オーナーソムリエ
プロフィール:
東京・日本橋「レストラン・サンパウ」シェフソムリエを経て、渡西。ICEX(スペイン貿易庁)・スペイン大使館経済商務部主催「スペインワインコンテスト2007優勝」カバ功労騎士叙任
大井町「ロスビノス」
オーナーソムリエ
プロフィール:
東京・日本橋「レストラン・サンパウ」シェフソムリエを経て、渡西。ICEX(スペイン貿易庁)・スペイン大使館経済商務部主催「スペインワインコンテスト2007優勝」カバ功労騎士叙任
今回のおすすめワイン
【オバロ・ラ・エンシーナ】
熟した黒い果実、ブラックベリー、スミレやスパイスなどの凝縮した香り。ブラックベリーやチェリーの果実味に、ミネラル感が奥底にしっかりとバランスを保っている。ベルベットのような舌触りにタンニンが長い余韻と共に心地よく続いていく。
生産者:ボデガス・オバロ
生産地:スペイン/リオハ・アルタ/D.O.Ca.リオハ
タイプ:赤
セパージュ:テンプラニーリョ100%
熟成:手摘み収穫選果後に区画ごとにステンレスタンクか樽で発酵、熟成はフレンチオーク14ヵ月。
アルコール度数:14.5度
生産者:ボデガス・オバロ
生産地:スペイン/リオハ・アルタ/D.O.Ca.リオハ
タイプ:赤
セパージュ:テンプラニーリョ100%
熟成:手摘み収穫選果後に区画ごとにステンレスタンクか樽で発酵、熟成はフレンチオーク14ヵ月。
アルコール度数:14.5度
スペインの赤ワインといえばリオハ。銘醸地の老舗エリアですがオバロは比較的新しいワイナリーで現代的なワインを造っています。バランスがよく、秋の味覚に幅広く合いそうということで選んでみました。
テイスティング
外観は深みのあるダークチェリーレッド。落ち着いた色調で粘性も強く、良く熟した印象です。香りは重心が低く、しっかりとした印象。熟したプラムやカシスリキュール、バルサミコや甘草、モカなどのロースト香など、やや複雑で濃縮されたアロマです。
よく熟した果実のフレーバーにスパイスがアクセント。落ち着いていながらもまだポテンシャルを感じさせる印象です。
アタックは力強くマイルド。緻密でドライなタンニンが主張され、程良い熟成感もあり、豊かな果実味とバランスの取れたなめらかな酸が心地良く、口いっぱいにふくよかさが残り、アフターにカラメル調のフレーバーとスパイス感がゆっくりと漂います。
クリアンサとは熟成期間の規定を表しています、このワインは14カ月。円みのあるタンニンと熟成感が地に足のついた安定感をだしています。秋から冬への移ろいにあわてて飲まずにゆっくり飲みたくなります。
〜どんな料理に合わせたい?〜
季節的に舞茸やしめじなど秋の旬のキノコをふんだんに使った料理、ハッシュドビーフなど。ワインの程良い熟成感と、キノコが持つ独特な土の香りと旨味が相乗効果をもたらします。
まさしく!お肉との煮込みは鉄板ですね。ビーフシチューに赤みそやカラメルをいれるレシピを見たことがありますがワインの熟成感と抜群に合いますね。
牛肉の赤ワイン煮込み、イベリコ豚のロースト、ラムチョップなども。
秋のキノコ類を醤油とバター蒸しにしてお肉に添えてもいいですね♪
マッシュルームの鉄板焼きは現地リオハでも人気メニューですよね。赤ワインがぶがぶと(笑)
リオハのバル街にマッシュルーム焼き専門店があっていつも行列ですよね。サイズが大きくてボリュームたっぷり、マッシュルームから旨味がしみでて、ニンニクとオリーブオイルの香りにそそられ、パンをはさみながらワイン片手に延々飲んでられます(笑)
バルスタイルもいいですし、落ち着いたワインバーでチーズと共に合わせるようなゆったり感でもどちらにも対応してくれる守備範囲の広いワインです。
醸造家のフアンカルロスは仲の良い友人と気兼ねなく飲んでね、と言っていました。気心のしれた方と、気を遣わずにリラックスしてワインを飲んでほしいということでしょう。(詳しくはサイドストーリーVol.3 オバロ編をご覧ください☆)
楽しむ前30分~1時間前に開栓し、しっかりと熟成感を香り味わいたいのでデキャンタージュもおすすめです。できれば大ぶりなワイングラスでゆっくりとお楽しみください。
今回のおすすめワイン
【オバロ・ラ・エンシーナ】
熟した黒い果実、ブラックベリー、スミレやスパイスなどの凝縮した香り。ブラックベリーやチェリーの果実味に、ミネラル感が奥底にしっかりとバランスを保っている。ベルベットのような舌触りにタンニンが長い余韻と共に心地よく続いていく。
生産者:ボデガス・オバロ
生産地:スペイン/リオハ・アルタ/D.O.Ca.リオハ
タイプ:赤
セパージュ:テンプラニーリョ100%
熟成:手摘み収穫選果後に区画ごとにステンレスタンクか樽で発酵、熟成はフレンチオーク14ヵ月。
アルコール度数:14.5度
生産者:ボデガス・オバロ
生産地:スペイン/リオハ・アルタ/D.O.Ca.リオハ
タイプ:赤
セパージュ:テンプラニーリョ100%
熟成:手摘み収穫選果後に区画ごとにステンレスタンクか樽で発酵、熟成はフレンチオーク14ヵ月。
アルコール度数:14.5度
生産者紹介
【グループが手がける新プロジェクト。モダンリオハ。】
【ボデガス・オバロ Bodegas Obalo】
【生産者説明】ボデガス・オバロは2006年設立、ナイアやドミニオ・デ・アタウタなどスペインの有名ワイナリーを所有するアバンテセレクタグループのリオハで展開するワイナリー。標高400~700メートルの粘土石灰質土壌でシエラ・カンタブリアの傾斜に位置する42haの畑から造られます。サンビセンテ・ソンシエラやサマニエゴなどリオハの中でも有数の銘醸地に隣接しており、アバロ村にあることからワイナリーの名前の由来となっています。シエラ・カンタブリアの恵みを受け地中海性気候の理想的な環境のもと、伝統を尊重しながらモダンなワインに仕上げています。 ワイナリーの生産本数は年間30万本。醸造家のフアンカルロス・マルティネス氏はリオハのアロ出身で2015年にアバンテセレクタグループに。自身の30年のキャリアをリベラデルドゥエロやトロで過ごし、またベガシシリアグループのアリオンで5年の経験をもつベテラン醸造家です。樹齢40年の標高650M、20の区画から良質のビウラを選び、樽発酵することでビウラの複雑さを表現しました。そして全体的にはリオハの冷涼な地のフレッシュさを求めてついに待望の白ワインがリリースされました。初回生産量は5,980本と貴重なワインです。
ワインサイドストーリーVol.03 ~オバロ編~ 公開中